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ホームページ制作

ホームページリニューアルで失敗しやすい4つのパターン

ホームページリニューアルで失敗しやすい4つのパターン

ホームページをリニューアルしたのに、問い合わせが増えなかった。アクセスは少し伸びたけど、何も変わった気がしない。

リニューアルを経験された方から、そういったお声をよくいただきます。

時間もコストもかけたのに、なぜうまくいかなかったのか。原因が分からないまま、また数年が過ぎていく。そのループは、本当にもったいないと感じています。

失敗したリニューアルには、共通したパターンがあります。技術の問題でも、予算の問題でもなく、進め方の段階で起きていることがほとんどです。

制作会社の視点から、リニューアルが「やってよかった」と言えるものになるための考え方を整理しています。

失敗しやすいリニューアルには、共通したパターンがある

リニューアルがうまくいかなかった会社の話を聞いていると、原因は技術でも予算でもないことがほとんどです。進め方の初期段階で、少しずつズレが生じている。そのパターンが、実はよく似ています。

「なんとなく古くなった気がして」から始まっている

リニューアルのきっかけとして、一番多いのがこのパターンです。「なんとなく古い気がする」「他社が新しくしていた」「そろそろかな、と思って」。

きっかけ自体は悪くありません。ただ、そこから「なぜ今なのか」「何が課題なのか」を掘り下げないまま制作に入ってしまうと、完成したサイトも「なんとなく新しくなった」で終わりやすいです。

リニューアルの理由が言葉になっていないと、制作会社への依頼も「なんとなく」になる。結果として、出来上がるものも「なんとなく」になってしまいます。

デザインの話だけが先に進んでしまう

社内で「どんなサイトにしたいか」を話し合うと、気づけばデザインの話ばかりになっていた。そういうことがよく起きます。熱量があって、それ自体はとてもいいことです。

ただ、デザインの方向性より先に決めておくべきことがあります。誰に向けたサイトなのか。どんな行動を促したいのか。そこが固まっていないと、見た目がどれだけ整っても、機能するサイトにはなりません。

デザインは目的を伝えるための手段です。手段の話が目的より先に進んでしまうと、後から軌道修正が難しくなります。

誰に何を伝えるか、が曖昧なまま制作が始まる

「ターゲットは?」と聞くと、「幅広く」「地域の方全般に」という答えが返ってくることがあります。気持ちはよく分かるのですが、全員に向けたメッセージは、誰にも刺さりにくいというのが正直なところです。

以前、士業の先生のサイトを制作した際、「どんな方が、どんな状況で、いつサイトを訪れるのか」を徹底的に一緒に考えました。想定したのは、悩みを抱えながらも解決策が見えず、家事や育児が落ち着いた夜にスマホで検索している方。その瞬間を想定すると、トップページに載せる情報の量も、言葉の選び方も、自然と変わりました。

誰に届けたいのかが決まると、言葉の選び方も、載せる情報の優先順位も変わります。ターゲットを絞ることは、誰かを切り捨てることではなく、届けたい人により正確に届けるための設計です。

「全部お任せします」が、実は一番リスクが高い

「プロにお任せしたほうがいいものができる」という考え方は、間違っていません。ただ、制作会社がどれだけ丁寧に作っても、その会社のことを一番知っているのは、その会社の人たちです。

お任せの状態で進むと、完成後に「何か違う」が起きやすくなります。自分たちの言葉になっていない、伝えたいことが伝わっていない、という感覚です。

関わる時間を最小限にしたい気持ちは理解できます。ただ、要所では一緒に考える時間を持つこと。それが、後悔のないリニューアルへの一番の近道だと思っています。

うまくいくリニューアルは、最初の”問い”が違う

うまくいくリニューアルと、そうでないリニューアル。関わってきた経験から感じるのは、技術や予算よりも、最初に立てる問いの違いが大きいということです。

「何を作るか」より「なぜ作るか」から始めている

「どんなデザインにしたいか」「どんな機能が必要か」。これらは大切な話ですが、うまくいく会社はその前に別の問いを持っています。

なぜ今リニューアルするのか。このサイトで何を変えたいのか。誰にどう動いてほしいのか。

「なぜ」が明確になると、デザインも構成も、判断する軸が生まれます。迷ったときに戻れる場所ができる、とも言えます。制作が進む中で細かい選択を迫られる場面は何度もありますが、その都度「なぜ作るか」に立ち返れる会社は、ブレが少ないです。

サイトではなく、事業の整理として使っている

リニューアルをきっかけに、自分たちの強みや、届けたい相手を改めて言語化する。そのプロセス自体に価値があると感じている会社は、結果的にいいサイトができやすいです。

「うちって、結局何が強みなんだろう」「どんなお客様と仕事をしていきたいんだろう」。そういった問いに向き合う時間が、サイトの言葉に深みを与えます。

私たち自身も、直近のリニューアルでこれを経験しました。以前は「SEO対策に強いWeb制作会社」として打ち出していたのですが、改めてお客様の視点で見たとき、同じことを言っている制作会社が多くて、違いが伝わりにくい状態になっていることに気づきました。自分たちが強みだと思っていたことが、選ばれる理由としてちゃんと伝わっていなかったのです。
デザインや構成を変える前に、もっと根本的なところから見直す必要がある。そう感じたのが、今回のリニューアルの出発点でした。

リニューアルは、サイトを新しくする作業ではなく、会社の現在地を確認する機会でもあります。そこまで踏み込めると、公開後の手応えが変わってきます。

私たちが制作前に大切にしていることについては、こちらの記事でも詳しく書いています。

制作会社と、一緒に考える関係を作れている

「ここのキャッチコピー、なぜこの言葉にしたんですか?」「もう少しこういう雰囲気にしたいんです」。そういったやりとりが制作会社と自然にできる関係であるかどうか。うまくいくリニューアルでは、こういう対話がしっかりできていることが多いです。

「プロに意見するのは失礼かな」と思って、気になったことを言わずにいる方も少なくありません。「間違っていたらどうしよう」「こんなこと言っていいのかな」。その遠慮が、実はもったいない。思ったことを言える関係性が、いいサイトをつくる土台になります。

だからこそ私たちは、お客様が思ったことをそのまま言えるパートナーでありたいと思っています。いただいた意見をもとに、プロとして「こちらの方がいいと思います」とお伝えすることもありますし、予算的に難しければ正直にそう相談します。遠慮なく意見を出し合える関係の方が、いいものができると本気で思っています。

一緒に考えてくれるお客様との仕事ほど、私たちも力が発揮できると感じています。

まとめ|ホームページリニューアルは、“会社の考え方”が出やすい

リニューアルの進め方を見ていると、その会社がどんな姿勢で事業に向き合っているかが、自然と見えてきます。

目的を言葉にできているか。誰に届けたいかを考えているか。制作会社と対話できているか。どれも、ホームページに限った話ではなくて、事業そのものの考え方が出やすい部分です。

うまくいくリニューアルに共通しているのは、「いいサイトを作ろう」という意識より、「自分たちが何者で、誰の役に立てるか」を整理しようとする姿勢だと感じています。

サイトは、その姿勢を映すものになります。

もし今、リニューアルを検討していて、まだ整理しきれていないことがあっても大丈夫です。私たちは、決まっていない状態から一緒に整理していくことを、大切にしています。まずは、話すところから始めてみてください。

まずは、状況を整理するところから

「何を優先すべきかわからない」「リニューアルすべきか判断できない」
そんな段階でも構いません。

無理に制作を進めるのではなく、
まずは現状を整理するところからご一緒します。

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この記事の執筆者

船野 爽乃

船野 爽乃

Webマーケティング

フロントエンドの実装業務を経て、現在はディレクションやマーケティングを担当。 納得感のある判断と、着実な改善を大切にしています。

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