元請けが増えている塗装会社のホームページには、共通点がありました 

技術には自信がある。でも元請けが増えない

技術力で選ばれるべき会社が、HPの伝え方だけで候補から外れてしまう。それはもったいないことだと、制作の仕事をしていて感じることがあります。

私たちは制作の仕事柄、関西エリアの塗装会社のHPを日頃から見ています。今回、あらためて30社ほどを調べてみたところ、見えてきたのは技術力の差ではなく、”伝え方の差”が受注を分けているという傾向でした。

HP、こんな状態になっていませんか?

HP、こんな状態になっていませんか?

一つでも当てはまるものがあれば、それは技術力の問題ではなく、伝え方の設計の問題かもしれません。

関西エリアの塗装会社のHPを調べた中でも、こうした状態のサイトは少なくありませんでした。以下で、もう少し詳しくお伝えします。

口コミが高いのに、問い合わせが来ない理由

Googleマップで塗装会社を探すと、★4.5以上の会社がずらっと並んでいます。口コミの内容も「丁寧でした」「仕上がりに満足です」と似た言葉が続く。

口コミ評価が高いのは素晴らしいことです。ただ正直なところ、業界全体として口コミの獲得がかなり仕組み化されてきていて、施主から見ると「どこも同じに見える」状態になりつつあります。

口コミで差がつかないとしたら、次に施主が見に行くのはHPです。そのHPで差がついているかどうか。ここが、問い合わせの分かれ目になっています。

関西エリアの塗装会社HPを調べてわかった6つの傾向

30社のHPを見ていく中で、いくつかの共通した傾向が見えてきました。具体的にお伝えします。

① どの会社も同じ言葉で、違いが伝わらない

「地域密着」「丁寧な施工」「安心価格」——もちろん間違いではありません。ただ、施主の立場で並べて見ると、どの会社も同じことを言っているように見えてしまいます。

口コミも横並び、言葉も横並び。「結局どこに頼めばいいか分からない」——施主が迷ってしまうのは、当然の流れだと思います。たとえば「地域密着」の代わりに「○○市で年間○棟の施工実績」と書くだけで、同じことを言っていても具体性がまったく違います。

② 情報がとにかく多く、何を見ればいいか分からない

塗装会社のHPを見ていると、トップページにあらゆる情報が詰め込まれているケースがよくあります。キャンペーン、実績数字、施工事例、お客様の声、スタッフ紹介……全部が一度に目に入ってきて、結局どこを見ればいいか分からない。

これはデザインの問題というよりも、施主が知りたい情報の優先順位が整理されていないことが原因です。

「情報は多い方がいい」という考え方自体は、間違いではないと思います。ただ、施主が最初に知りたいのは「この会社は自分の家をちゃんとやってくれそうか」というシンプルな判断材料です。情報が多くても、その答えにたどり着けない構成だと、かえって離脱されてしまうことがあります。

③ 施工事例が「写真だけ」で、判断材料がない

施工事例はとても大切なコンテンツです。ただ、写真だけで説明が少ないケースが多く見られました。坪数や築年数、工期、費用の目安といった情報があると、施主は「自分の家と条件が近いかどうか」を判断しやすくなります。比較検討の材料になるかどうかが、問い合わせへの距離を左右しています。

④ 料金の目安がなく、問い合わせのハードルが高い

「現地調査後にお見積もり」は塗装工事では当然の流れです。ただ、まったく金額の目安が見えないと、施主は問い合わせを躊躇してしまいます。

延床面積ごとの参考価格や、塗料グレードごとの価格感があるだけでも、安心感はずいぶん変わります。たとえば「30坪台・シリコン塗装で○○万円〜○○万円」という目安があるだけで、「うちもこのくらいかな」と施主がイメージできる。それだけで、問い合わせのハードルは一段下がります。

⑤ 代表の顔や想いが見えず、会社の実在感が薄い

「この会社はどんな人がやっているのか」が見えないと、施主は不安になります。特に塗装業界は訪問営業やトラブルのイメージもあるため、「ちゃんと存在している会社か」という実在感はとても大切な要素です。実際に、代表の顔写真と「なぜこの仕事をしているか」を載せただけでも、サイト全体の印象が変わることがあります。

⑥ 問い合わせ手段が電話だけで、敷居が高い

「見積もりを取りたいけど、いきなり電話するほどでもない」と感じる施主の方は増えています。特に塗装業界は訪問営業のイメージが根強い分、電話=営業されるかもしれないという心理的ハードルがあります。問い合わせフォームやLINEなど、気軽に相談できる入口を複数用意しておくだけで、反応は変わります。

ここまで読んで「うちも当てはまるかも」と感じた方へ。
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問い合わせが来ているHPは何が違うのか

ここからは少し視点を変えて、実際に問い合わせが来ているHPの共通点をお伝えします。

共通するのは「施主の不安を1つずつ潰す設計」

調べた中で問い合わせが来ているHPに共通していたのは、特別なデザインでも、情報量の多さでもありませんでした。正直なところ、見た目がシンプルで派手さのないサイトでも、しっかり問い合わせが来ているケースがあります。

逆に、きれいに作られていて情報もたくさん載っているのに反響がない、というサイトも少なくありません。

見た目のデザインや情報量よりも、「施主が不安に思うことを、どの順番で解消しているか」。調べた中では、ここが問い合わせの有無を分けていました。

今あるものの「出し方」を変えるだけでいい

たとえば、施工事例に「この工事で工夫したこと」を一言添えるだけでも、施主の印象は変わります。30坪・シリコン塗装・築20年——そういった条件が書かれていると、「自分の家と近い」と感じてもらえる。写真だけの事例と、背景まで書かれた事例では、問い合わせへの距離がまったく違います。

新しいことを始める必要はありません。多くの場合、すでに技術も実績もある。ただ、それがHP上でうまく伝わっていないだけです。

競合がまだ気づいていない、今だからこそのチャンス

もし時間があれば、同じ地域の塗装会社のHPをいくつか見比べてみてください。おそらく、大きな差がついていないと感じるはずです。

口コミも横並び、HPの作りも似たような状態。だからこそ、伝え方の設計を少し変えるだけで、目に見える差をつけられる段階にあると感じています。

元請けの工事が年5件増えたとき、粗利ベースでどのくらい変わるか。1棟あたりの粗利の差を考えると、年間で数百万円単位のインパクトになることも珍しくありません。そのきっかけの一つがHPになるとしたら——投資対効果は決して小さくないはずです。

同じエリアの競合HPを見てみると、まだ大きな差はついていないことが多いです。
「うちのHPはどうなんだろう」と思った方は、お気軽にどうぞ。

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シンクションについて

私たちシンクションは、建築・塗装業界のWeb集客を理解したチームでHP制作を行っています。

一般的な制作会社と違うのは、事業の上流から入るという点です。

「たくさん問い合わせが来るHP」を作ることが、必ずしも正解だとは思っていません。数だけ増えても、対応に追われるだけで利益につながらないケースもあります。

私たちが大切にしているのは、「御社の強みが正しく伝わるHP」を作ること。どんな工事を増やしたいか、どんな施主と仕事をしたいか。その整理から一緒に始めて、伝えるべきことを伝えるための設計をしています。

実際に、HPの構成を見直したことで問い合わせの質が変わった、という声もいただいています。

テンプレートを当てはめて終わり、ではなく、その会社の強みをどう見せるかを一緒に考えることを大切にしています。

もちろん、すぐにHPを作り直す必要はありません。まずは「今のHPのどこがもったいないのか」を知ることが、最初の一歩になります。

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