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ホームページ制作会社の選び方|奈良・大阪の中小企業向け

ホームページ制作会社の選び方|奈良・大阪の中小企業向け

制作会社を何社か見てみたけれど、どこも似たようなことが書いてある。
ホームページの発注を任されて、そんな風に感じている方は多いかもしれません。

たとえば「実績多数」「ヒアリングを大切にしています」「SEOに強い」。見比べても言葉はどこも似ていて、違いが見えてこない。価格で決めていいのかも分からない。

これは知識が足りないからではなく、発注の機会はそう何度もないので、判断の物差しをまだ持っていないだけのことがほとんどです。

このページでは、よく挙がる選び方の基準を一度きちんと見たうえで、私たちが制作の現場で「本当はここが効くな」と感じている視点まで、順番に整理していきます。
とくに奈良・大阪のように、限られたエリアでビジネスをされている会社の場合、地域ならではの選び方の視点もあるので、そこも後半で触れます。

私たち自身も制作会社なので、できるだけフェアに、合う会社・合わない会社の線引きまで含めて書いてみます。

制作会社を探し始めて、つまずきやすいところ

いざ探し始めると、思っていた以上に手が止まる場面が出てきます。どれも、よくあることです。

ひとつは、自分の中に判断の軸がないこと。Webの発注は何度も経験するものではありません。初めてだったり、前回から何年も空いていたりするのがふつうです。だから「この会社で大丈夫だろうか」と思っても、その不安が当たっているのか考えすぎなのかも分からない。比べる材料そのものが、手元にないわけです。

そしてもうひとつ、これが実は一番重いのですが、社内への説明が控えていること。上司や経営者に「なぜこの会社なのか」を説明する場面で、「なんとなく感じが良くて」では通りません。担当者の方がいちばん気を揉まれるのは、ここだったりします。

これらは知識や能力の問題ではありません。比べるための材料を、まだ手にしていないだけです。次の章では、世の中でよく挙げられる「選び方の基準」を、一度きちんと並べて見てみます。

よく挙がる「選び方の基準」を、まず見てみる

制作会社の選び方を調べると、よく比較されるのは次の3つです。

制作実績
実績が多ければ経験も豊富そうですし、デザインの雰囲気も確認できます。

費用・価格
予算がある以上、避けて通れません。相見積もりを取って比較する方も多いでしょう。

対応の速さや、提案の手厚さ
返信の速さや提案の内容など、実際にやり取りしたときの印象です。

ただ、これらだけで選ぼうとすると、意外とうまく差がつきません。
次はその理由を見ていきます。

その基準”だけ”では、実はうまく選べない

これらの基準は、確認する意味はあります。ただ、これだけで選ぼうとすると、うまく差がつきません。表に出る部分は、どの会社も横並びになりやすいからです。実績はどこも見栄えのいいものを載せていますし、価格も相見積もりを取ると近い数字に寄りがち。対応の良さは、商談の場ではどの会社も良く見えます。

私たち自身、かつて「SEOに強い制作会社」と打ち出していた頃、同じ言葉を掲げる会社があまりに多く、強みが伝わっていないと痛感したことがあります。AIの登場で、それっぽいサイトや文章は誰でも作れるようになった今、この傾向はさらに強まっている。表面で比べようとするほど、違いは消えていくわけです。

弊社を選んでくださった企業様で、印象的な例があります。

以前、大阪・枚方市で浴室塗装を手がける企業様のサイト再リニューアルをお手伝いしたことがあります。実はこの会社、私たちにたどり着くまでに約30社へ問い合わせをされていました。
印象的だったのは、その選び方です。見た目のデザインや部分的な提案ではなく、「サイトの構造を本質的に理解しているか」という視点で各社を比較されていました。

公開後はセッション数が公開前の約10倍、問い合わせも前年同月比で平均2倍ほどに伸びています。もちろん成果の要因は一つではありません。ただ、表面的な違いではなく、考え方や構造への理解を基準に選んだことが、その後の成果につながった好例だと感じています。(詳しい経緯は、事例記事:「もう失敗できない」から始まった、地域集客の再設計でご紹介しています)

セッション数とお問い合わせ数増加のグラフ

では、その「本質」を発注前にどう見極めればいいのか。私たちが現場で「ここが効くな」と感じている、三つの視点として整理します。

本当に見ておきたい、3つの視点

表面の基準で差がつかないなら、何を見ればいいのか。私たちが現場で大事だと感じているのは、次の三つです。どれも、サイトという「もの」ではなく、会社との「関わり方」に関わる部分です。

本当に見ておきたい、3つの視点

作る前に、どれだけ一緒に考えてくれるか

いいサイトかどうかは、作り始める前にどれだけ考えたかで、かなりの部分が決まります。

誰に届けたいのか、その人はどんな状況でサイトを訪れるのか。ここを曖昧にしたまま制作に入ると、見た目は整っていても「きれいだけど、何も変わらなかった」サイトになりやすい。逆にこの土台が固まっていれば、デザインや文章の判断は自然と決まっていきます。

たとえば以前、奈良で自動車販売・整備を手がける企業様のサイトでは、社内会議に同席させてもらい、現場にも足を運ぶうちに、最初のデザイン案が「会社の実体と少しズレている」と感じ、一度白紙に戻して作り直したことがありました。会社の空気そのものを掴もうとしていたからこそ気づけたズレでした。(このときの経緯は、事例記事:知ることから始める、ホームページ制作でご紹介しています)

では、この「一緒に考えてくれるか」を、発注前にどう見極めるか。分かりやすいのは、最初の打ち合わせでどんな質問をしてくるかです。「どんなデザインがいいですか」「ページは何枚くらい必要ですか」と、作るものの話から入る会社は意外と多い。一方で「何のために作るんですか」「御社のお客様ってどんな方ですか」と、作る前提のほうを聞いてくる会社は、土台から一緒に考えようとしているサインです。商談の時点でも、ここはけっこう見えてきます。

対等に意見を言い合える相手か

意外と見落とされがちなのが、「この会社と率直に意見を言い合えそうか」という相性です。

制作が進むと、「このキャッチコピー、なぜこの言葉に?」「もう少しこういう雰囲気にしたい」と、こちらから言いたい場面が必ず出てきます。でも「プロに意見するのは失礼かな」と遠慮して飲み込んでしまう方は少なくありません。その遠慮が、実はもったいない。会社のことを一番知っているのは、どこまでいってもその会社の人たちだからです。

私たちは、お客様が思ったことをそのまま言える関係でありたいと思っています。いただいた意見に、プロとして「こちらの方がいいと思います」と返すこともありますし、予算的に難しければ正直にそう相談する。言われた通りに作るのでも言いなりになるのでもなく、対等に意見を出し合えるか。ここがかみ合うと、出来上がるものが変わってきます。

先ほどの自動車販売・整備の会社様で、デザインを作り直すと決めたとき、社員の方からこんな言葉をいただきました。「自分たちで自分の会社のイメージって、なかなか分からなくて。”こっちの方がいいんじゃないですか” と言ってもらえる方がありがたかった」。プロとして意見を持ち、迷わずリードすることが、かえって安心につながることもある。そう改めて感じた瞬間でした。

見極めるヒントは商談での反応です。要望に「できます」しか返ってこない会社より、「それなら、こういう方法もありますよ」と一緒に考えてくれる会社の方が、作り始めてからも対話が続きます。

公開した後も、一緒に走ってくれるか

最後は、公開したあとのことです。サイトは作って終わりではなく、むしろ公開してからが本番です。

新サービスが始まる、料金が変わる、スタッフが増える。そのたびにサイトには手を入れる必要が出てきます。このとき更新しやすい状態で渡されているか、相談に乗ってもらえるかは、作り方によって大きく変わります。

もうひとつ見落とされやすいのが、「サイト単体では成果は出ない」ということ。たとえば、Googleマップの口コミや広告でせっかく興味を持ってもらえても、肝心のサイトへの導線が途切れていれば、成果にはつながりません。一つひとつの施策は前に進んでいるのに、その間が抜けている。こうしたことは、案外あちこちで起きています。だからこそ、サイトを単体ではなく事業全体の流れの中で見られる会社かどうかが効いてきます。

公開後も、こうした視点を持って関わってくれるか。ここは長く付き合ううえで効いてきます。

奈良・大阪で選ぶなら、「地域を分かっているか」も効いてくる

ここまでは、地域に関わらず共通する視点でした。そのうえで、奈良・大阪のように限られたエリアでビジネスをされている会社の場合、もうひとつ効いてくる軸があります。制作会社が、その地域を分かっているかどうかです。

ここからは少し私たち自身の話になりますが、私たちは奈良を拠点に、奈良・大阪を中心とした関西のお客様と仕事をすることが多い会社です。そのうえで感じるのは、限られた商圏でビジネスをされている会社ほど、地域を理解している制作会社と組む意味が大きい、ということです。

たとえば「地域名 + 業種」で検索する人は、全国向けのキーワードで探す人とは温度が違います。「奈良 工務店」「枚方 リフォーム」のように、近くで、実際に足を運べるところに相談したい。数は多くなくても、問い合わせに直結しやすい濃い検索です。

それに、地域への理解は検索だけの話でもありません。その町の人が何を見て信頼するか、競合がどんな顔ぶれで、その中でどう見られたいか。こうした商圏の肌感覚は、全国向けのつくりを当てはめるだけでは掴みきれない部分です。

私たちも、奈良で相続を専門とする法律事務所様のサイトで、地域の検索ニーズに応える構成を軸に設計しました。(制作実績ページはこちら

もちろん、地域だけで選ぶ必要はありません。前章の三つの視点が大前提で、そのうえで地域への理解も乗ってくると、地元でビジネスをされている会社にとっては心強い。そんな順番で考えてもらえたらと思います。

ホームページ制作会社を比較するときのチェックリスト

ここまでの内容を、比較しやすい形で整理すると次のようになります。

・事業やお客様について深く質問してくれるか
・要望を聞くだけでなく提案もしてくれるか
・「なぜその提案なのか」を説明してくれるか
・公開後の運用や改善も見据えているか
・奈良・大阪など地域特性への理解があるか

実績や価格だけでなく、こうした観点も一緒に並べてみると、「うちの場合はどこを見るべきか」が少し見えやすくなるかもしれません。

まとめ|「選ぶ」前に、少しだけ整えておけること

ひとつ正直にお伝えすると、どの制作会社にも「合う相手」と「そうでない相手」があります。私たち自身、安く早く丸投げで、というご相談にはあまりお力になれない一方、事業にこだわりがあってWebへの落とし込みに悩んでいる会社さんとは、一緒に考えるほどいいものになっていきます。だから「この会社は、うちみたいな会社と仕事をしたいと思ってくれそうか」。そんな目線で見てみるのも、ひとつの手かもしれません。

というのも、会社を選ぶ基準を整えることは、突き詰めると、自社が何を求めているかを整理することと地続きだからです。何のために作るのか、誰に届けたいのか。それさえ見えていれば、どの会社と話しても「うちに合うか」を判断しやすくなります。

そこがまだ固まっていなくても、大丈夫です。私たちは、決まっていない段階から一緒に整理していくことを大切にしています。比較を始める前に一度、頭の中を整理するつもりで、気軽に声をかけてみてください。

まずは、状況を整理するところから

「何を優先すべきかわからない」「リニューアルすべきか判断できない」
そんな段階でも構いません。

無理に制作を進めるのではなく、
まずは現状を整理するところからご一緒します。

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この記事の執筆者

船野 爽乃

船野 爽乃

Webマーケティング

フロントエンドの実装業務を経て、現在はディレクションやマーケティングを担当。 納得感のある判断と、着実な改善を大切にしています。

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